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原曲・佐々木久美 作詞・磯谷佳江、作曲編曲・亀山耕一郎 スーパー戦隊シリーズ第24作目「未来戦隊タイムレンジャー」OP曲。 【登録タグ 2000年の楽曲 スーパー戦隊 佐々木久美 未来戦隊タイムレンジャー 特撮】 カバーした声優 寺島拓篤 羽多野渉
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突如として出現した巨大メカ恐竜・ブイレックスに、タイムレンジャー5人の乗るタイムロボαと、タイムシャドウが立ち向かう。 タック「とにかく、押さえないと」 レッド「押さえるって、どうやって!?」 ブイレックスの突撃で、タイムロボが地面に叩きつけられる。 タイムシャドウが単身で奮闘するも、ブイレックスの反撃で吹っ飛ばされる。 グリーン「シャドウが!?」 ヘルメットを損傷していたレッドが、一際ダメージを浴び、変身を解除された達也が倒れる。 竜也「うわぁっ! うぅっ!」 ブルー「竜也、しっかりしろ!」 ピンク「竜也!?」 浅見グループにより新設された警備会社・シティガーディアンズが、人々の避難誘導にあたる。 「隊員各班は、救助者の確保!」「急げ!」 その中に加わっていた直人が、タックを見つける。 タック「シオン、ブイレックスには非常用の制御装置があるはずだ! 額の部分をサーチしてみれくれ」 グリーン「わかりました。クロノサーチ! ──あぁっ!? タック、見当たりませんよ?」 タック「そんなはずは……!?」 ピンク「一体どうすれば!?」 イエロー「こうなったら、ブッ倒すしかねぇだろう!」 タック「いや、もう少し待て! ブイレックスは生体メカだ。傷を負うと自己修復機能が働いて、24時間の休眠状態に入るはずなんだ」 ブイレックスの強烈な攻撃が炸裂する。 タイムレンジャー一同は、タイムロボから放り出された上、変身を解除される。 竜也は深手を負い、気を失ってしまう。 アヤセ「竜也……!?」 ブイレックスが、忽然と姿を消す。 ユウリ「消えた!?」 竜也「う…… うぅっ……」 一同「竜也!」 シオン「竜也さん!?」 ユウリ「竜也、大丈夫!?」 アヤセ「メットがない状態で無理しすぎたんだ……」 ユウリ「とにかく一旦、戻りましょう」 ギエンがほくそ笑んでいる。 ギエン「ブイレックス…… とんだ掘り出し物だな!」 Case File 29炎の新戦士 ロンダーズファミリーの本拠地、ロンダー刑務所。 ドルネロ「ギエン! ギエン、あの恐竜騒ぎは何だ!?」 リラ「それに、ヘルズゲートの鍵も隠してたなんて、一体どういうつもりかしら!?」 ギエン「まさに、こういうときのためだ」 ドルネロ「何だと……?」 ギエン「あのロボットを手に入れる」 一方、トゥモローリサーチの事務所。 タック「ブイレックスは、大規模な非常時を想定して造られた戦闘メカで、まだ開発されたばかりの時間移動技術の実験に使われた。だが、その実験は失敗。ブイレックスは戻って来なかった。たぶん、制御装置もその際に……」 ユウリ「それが、どうして急に現れたのかしら?」 タック「恐らく、時間流を漂っていたんだと思うが、よくはわからない」 アヤセ「わからないって、どういうことだ?」 タック「実験の詳しいデータが、僕の中にインプットされてないんだ」 ドモン「別に構わねぇよ。とにかく、その制御装置って奴を捜して、あの恐竜をおとなしくさせりゃいいんだろ!?」 ユウリ「シッ!」 声を荒げるドモンを、ユウリが窘める。 傍らでは、傷ついた達也が眠っている。 タック「制御装置からは、特殊なパルスが出てるはずだ。それを今、分析している」 竜也が苦しそうに、喘ぎ声をあげる。 ユウリ「今は、そっとしときましょう」 ドルネロ「なるほど。だがそのブイレックスって奴を、どうやって手に入れる?」 ギエン「奴には制御装置があるはずだ。こいつに捜してもらおう。探査の得意な武器の密売人、ハマーだ」 ドルネロ「いいだろう。だが、俺の目は節穴じゃねぇ。ギエン、てめぇの悪い趣味はいい加減、ひっこめな」 ギエン「すまんな。こればかりは、病気のようなものだ」 ドルネロ「病気って奴は、下手すると命取りだぜ」 浅見グループ第三総合研究所。 竜也の父・浅見会長は、部下やシティガーディアンズ隊員から報告を受け取っている。 部下「昨日の出動によって、かなりシティガーディアンズに対する問合せが来ています。そのまま契約に至る数も少なくありません。報告書は治安維持局にもFAXしてあります」 会長「隊長が負傷したようだが」 隊員「はい。しばらく、現場復帰は難しいようです。やはり、装備にまだ問題点が……」「研究班は、タイムレンジャーの装備を調べられれば、と言っていますが」 会長「タイムレンジャーか……」 (竜也『なんでもビジネスで考えるのはやめろよ! これ以上、浅見の名を大きくしてもしょうがないだろう?』) 直人が、浅見会長のもとへ進み出る。 直人「会長。少し、お時間をよろしいでしょうか?」 会長「急ぐ。簡単に言ってくれ」 直人「隊長の跡を、私に任せていただきたいのですが」 会長「……」 直人「自信はあります。タイムレッドに負けない程度には」 浅見会長は直人ではなく、先の隊員を見やる。 会長「君に当面、隊長代理を任せる。そこら辺の人間に任せるわけにはいかん」 隊員「はい!」 直人 (眼中になし、か…… さすがに手強いな) (タック『ブイレックスには非常用の制御装置があるはずだ!』) 直人「制御装置ねぇ……」 翌朝、トゥモローリサーチでは制御装置の捜索が続けられている。 ロボター「ブイレックスのお目覚めタイムまで、あと8時間──!」 ユウリ「タック。制御装置、まだ見つけられない?」 タック「何しろ、ブイレックスの情報は少ないからな…… もう少し待ってくれ」 シオン「でも不思議ですよね。なんでタックが、ブイレックスの情報をあまり持ってないのか」 ドモン「時間保護局のやることは本当、わけわかんねぇよ」 アヤセ「保護局というより、リュウヤ隊長ってことなんだろう。タイムロボやシャドウを送って来るのも全部……」 ユウリ「たぶんね……」 ロンダーズファミリーから派遣された武器密売人ハマーは、制御装置の信号を追い、工場地帯へやって来る。 ハマー「確かに、制御装置はこの近くだ」 タック「あった! 制御装置のパルスをキャッチした!」 ユウリ「時間がないわ。急いで!」 竜也を残し、ユウリたち4人だけで出動する。 密かに一同を見張っていた直人が、それに続く。 その後、竜也も意識を取り戻す。 ロボター「竜也、お目覚めターイム! みんな、ここに行っタイム!」 竜也がロボターの示した地図を確認し、傷を負ったまま飛び出す。 ロボター「がんばってターイム!」 ユウリたちが工場地帯に到着する。 ハマーがジャンクドロイド・ゼニットを引き連れて、現れる。 一同「ロンダーズ!?」「てめぇら、もう嗅ぎつけやがったのか!?」 ハマー「なんだ、貴様らは?」 ユウリ「いくわよ!」 一同「クロノチェンジャー!」 未来人4人がタイムレンジャーに変身し、ハマーに立ち向かう。 ハマー「タイムレンジャーか。面白い、相手になってやる!」 一同「ダブルベクター!」 ハマー「食らえぇ!」 タックも飛んで来て、制御装置を発見する。 タック「あれか!」 ゼニットたちが制御装置へと近づいて行く。 タック「まずい! あれを取られたら、ブイレックスがロンダーズの物に!?」 直人も到着するが、ゼニットたちに阻まれる。 直人「制御装置ってのは、あれか! どけぇ!」 タック「彼は!? いかん、あの男の手に渡ってもまずい! みんな、早く来てくれ!」 タイムレンジャー4人はレッドを欠き、苦戦を強いられている。 ブルー「ベクターハーレー!」 ハマー「甘いわ!」 直人は制御装置へと近づきつつ、ゼニットたちを銃で蹴散らす。 直人「あばよ!」 ついに、制御装置の目の前にたどり着く。 直人「あれか! もらったぜ!」 直人が制御装置を抱えて、駆け出す。 だが、ゼニットたちが立ち塞がる。 あわやと思いきや、タイムレッドが飛び出して直人を救う。 直人「浅見!?」 レッド「くっ…… 直人、なんでお前が!?」 ゼニットたちが追って来る。 レッド「直人、逃げろ!」 直人「冗談言うな! お前に助けられた上に逃げられるか!?」 直人が銃撃で応戦するが、銃弾は尽きてしまう。 レッド「直人!? 逃げろ、直人! ここは俺が……」 直人「半病人が強がり言うな!」 ゼニットたちが銃撃を放つ。 直人は思わず、制御装置を盾とする。 制御装置が銃撃を受け、強烈な光を放ち、逆にゼニットたちの方が吹っ飛ぶ。 直人「なんだぁ……?」 制御装置から、人工音声が響く。 『Now I'll stand up── Put your left hand into the box──』 直人「なんだ、『左手を入れろ』って? こん中に?」 タック「竜也、彼を止めろ! 制御装置が、その男を持ち主として認識してしまう!」 レッド「えぇっ!?」 直人「なるほどね…… そういうことなら」 直人が制御装置に、左手を入れる。 制御装置が変身ブレスレット・ブイコマンダーと化し、直人の左手首に装着される。 『V-commander mounted── V-commander mounted── I'll reccord youe voice── Input a start-up code── "TIME FIRE", "TIME FIRE"──』 直人「ナビゲーション付きとは親切だな」 レッド「直人!? よせっ!」 直人はレッドの制止に耳を貸さず、ニヤリと笑ってみせる。 レッド「直人……?」 直人「タイムファイヤ──ッッ!!」 強烈な衝撃と電撃が巻き起こる──! 爆炎の中から姿を現したのは、直人がレッドそっくりのスーツを纏った新戦士、タイムファイヤー。 タック「あ、あれは……!? どういうことだ、あんなスーツの情報はない!」 一方の、タイムレンジャー4人とハマーの戦い。 ピンク「ボルスナイパー!」 ハマーがピンクの砲撃をかわし、反撃する。 ピンク「うぅっ!?」 一同「ユウリ!?」「ユウリ!?」 イエロー「これじゃ、キリねぇぞ!」 ブルー「しょうがねぇだろ、4人じゃボルテックバズーカも撃てないんだ」 ハマー「フフフ、そろそろ決着をつけるか。死ね」 ハマーが一同に銃を向けるが、逆に誰かの銃撃で、ハマーの銃が吹き飛ぶ。 ハマー「な、何だ、今のは!? 誰だ!? 出て来い!」 攻撃の主、タイムファイヤーが姿を現す。 イエロー「お、おい…… あれ、竜也か?」 グリーン「いや、違いますよ」 ハマー「なんだ、貴様は!? タイムレンジャーか!?」 ファイヤー「さぁな…… それより、練習台になってほしいんだがな。何しろ、初めてだから」 ハマー「何だとぉ? ふざけるな! ゼニット!」 ファイヤー「さてと、おっぱじめますか」 タイムファイヤーが、ゼニットたちを銃撃する。 一同「あいつ、攻撃してるぞ!」「どういうこと!?」 タイムレッドが、傷ついた身を引きずって現れる。 レッド「みんな!」 ピンク「竜也!?」 レッド「あいつは…… あいつは、直人だ!」 ファイヤー「DVチェンジ・バルカンモード! DVバルカン!」「DVチェンジ・ディフェンダーソード!」 タイムファイヤーは、銃と剣に変形する万能武器・DVディフェンダーを振るい、ゼニットの大群を瞬く間に一掃する。 ハマー「野郎……! これがてめぇの、最初で最後にしてやる! 死ねぇ!」 ファイヤーがハマーの攻撃をはね返し、銃撃でハマーを吹き飛ばす。 『Final mode "DV REFREEZER" is stand-by── Now you can press freeze it──』 ファイヤー「『圧縮冷凍』? なんだか知らないが了解! DVチェンジ・ファイナルモード!」「DVリフレイザ──!!」 タイムファイヤー必殺の剣撃が炸裂──! 大爆発と共に、ハマーは圧縮冷凍され、小さな人形と化して地面に転がる。 『Press freeze completed──』 イエロー「すげぇ…… 何なんだよ、あいつ!?」 タック「あのスーツは、やはりまったく情報がない!?」 レッド「直人……」 初登場にして初勝利を収めたタイムファイヤーが、悠然とタイムレッドと睨み合う── Case File 292000. Aug. 28.
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ロンダーズファミリーの本拠地、ロンダー刑務所の夜。 ドン・ドルネロとリラがワイングラスを傾ける一方、ギエンは黙々と研究に打ち込んでいる。 リラ「何よ、それ?」 ギエン「別に。ただの趣味だ」 リラ「暇なのねぇ。ふわぁ~あ。ドルネロ、そろそろ寝ない?」 ドルネロ「あぁ、そうするか。ギエン、妙な悪戯はやめとけよ」 ドルネロとリラが寝た後、ギエンは圧縮冷凍されている囚人たちの中から、テロリスト・サンドーラを甦らせる。 サンドーラ「せっかく解凍してもらったが、俺に金儲けは無理な相談だぜ」 ギエン「そんなことは頼まん。ただ、手に入れてもらいたい物があってな」 翌日、タイムレンジャーの本拠地、便利屋のトゥモローリサーチ。 一同は事務所に閉店の看板を掲げ、屋外バーベキューの準備を進めている。 シオン「うわぁ~!」 ドモン「おい、こんなすげぇ肉、こっち来て初めてじゃねぇか?」 シオン「僕、バーベキューも初めてです!」 ユウリ「たまには息抜きもしないとね。ドモン、よだれ」 シオン「フフッ」 ユウリ「じゃ、取敢えずこれだけ、車に乗せちゃって」 竜也「おぅ、よいしょっ!」 アヤセは1人、駐車場で車に荷物を運び込んでいる。 突如、胸を抑えて苦しむ。 アヤセ「うぅっ! うぅっ……」 竜也が荷物を抱えて駐車場に来、痛みの収まった様子のアヤセに気づくが、平静を装う。 アヤセ本人と竜也のみが知る、アヤセの秘密、不死の病── 竜也「うわぁ~、最高のアウトドア日和だなぁ! あのさぁ…… やっぱり、ユウリたちに言った方が良くねぇか?」 アヤセ「ん?」 竜也「お前の、その……」 アヤセ「『あと1年か2年の命です、大事にしてください』ってか?」 竜也「おい……」 そこへ、シオンが顔を出す。 シオン「アヤセさん、至急で運転代行の依頼が入っちゃったんですけど。川崎までですって。断ります?」 アヤセ「いや、それならすぐ帰って来れるだろう。行くよ」 Case File 18影の予感 アヤセが依頼先を訪れる。 依頼客の森本は、痛々しく腕を包帯で吊っている。 森本「どうも! 運転代行の方でしょ?」 アヤセ「はい」 森本「いやぁ~、助かりましたよ。昨日、転んじゃってね。車、会社に返さなきゃいけないし」 アヤセ「川崎の第三総合研究所まで、ですよね」 森本「えぇ、お願いします」 アヤセの運転で、森本は第三研究所に到着する。 森本「どうも~! 車は地下の駐車場に。裏から入れますから」 アヤセ「はい」 研究所内。 所員たち「あの後、階段で転んだんだってさ……」 森本「おはよう! おはよう!」 所員たち「おはようございます!」「主任、災難でしたね」「大丈夫ですか?」 森本「あぁ、大丈夫、大丈夫!」 所員「主任、どうぞ」 森本「あぁ、ありがとう」 研究所に突如、サンドーラがジャンクドロイド・ゼニットたちを率いて現れる。 サンドーラ「全員、床にうつ伏せになれぇ! 命が惜しければ、妙な真似はするなぁ!」 警備員たちが出動するが、サンドーラは警備員たちを蹴散らし、研究所の奥へと突き進む。 サンドーラ「ふふ、これだな」 警備システムを作動させる。 たちまち門やシャッターなど、所内のあらゆる隔壁が閉まる。 アヤセも、地下駐車場で閉じ込められてしまう。 サンドーラ「この研究所は、たった今から我々ロンダーズの支配下に置かれた。指示があるまで、勝手に動くな」 森本たちのいる部屋に、サンドーラがが現れて銃を向ける。 サンドーラ「動くなぁ! 手を上げろ!」 トゥモローリサーチの達也たちのもとに、アヤセからの通信が入る。 アヤセ「こちらアヤセ、こちらアヤセ。どうやら、ロンダーズらしい一団に占拠されたようだ」 竜也「ロンダーズが!?」 アヤセ「まだ犯人の顔も拝んでないし、目的もわからないがな。とにかく、研究所の人たちの様子を掴まない限り、迂闊に動けない」 ユウリ「わかった。私たちもすぐそっちへ行くから。中の様子が分かったら連絡して」 アヤセ「あぁ」 ユウリ「行きましょう」 サンドーラ「さてと、質問だ。ここにいるなら、『ラムダ2000』のことは知っているだろう? 開発した奴は誰だ?」 一同「……」 サンドーラ「誰だって聞いてんだぁ!」 サンドーラが苛立ち、天井へ向かって銃を放つ。 森本「わぁっ!? ま、待ってください! 要求は何なんですか?」 サンドーラ「そのラムダ2000を、1キロ作ってもらいたいんだよ」 森本「……それだけ、ですか?」 サンドーラ「『それだけ』? まだ何かやりたいのかぁ!? グズグズしてるとぶっ殺すぞ!」 森本「はは、はい、わかりました。じゃ、清水くん、久保田くん、頼むな」 所員たち「は、はい!」 アヤセは通気口を伝って所内に忍び込み、一同の様子を窺っている。 竜也たちも、研究所前に到着する。 アヤセ「ロンダーズは研究員に、ラムダ2000ってのを作らせるらしい」 竜也「ラムダ2000?」 アヤセ「何だかわからないが、それが奴らの目的らしい」 ユウリ「タック、わかる?」 トゥモローリサーチで待機しているナビゲーターロボ・タックが応答する。 タック「あぁ。最近その研究所で開発された、高純度エネルギーの結晶だ。少ない量で、かなりのエネルギーを作り出すことができる。まだ実用段階じゃないらしいが」 シオン「そんなの、どうするつもりなんでしょうね?」 タック「今の段階では、特にロンダーズの金儲けになるとは思えないが。ラムダについては、もう少し調べてみる」 ユウリ「お願い。私たちは研究所の人たちを助け出すわ。アヤセ、人質の状況はわかる?」 アヤセ「あぁ。建物奥の3階、突き当りの部屋に13人。ゼニットは、6。それから2階の実験室で、作業をさせられてるのが2人。就いてるのは、ロンダーズ囚人1人。そいつが何者かはわからないが、結構物騒な奴っぽいな」 実験室で、サンドーラのもと、所員2人が作業に当たる。 所員たち「準備できました」 サンドーラ「よし」 ユウリ「2箇所か…… 同時に突入して両方押さえたいけど、気づかれずに中へ入れるかが問題ね」 シオン「見た感じ、入口は全部塞がれてますしね」 竜也「あれ、無理に破ると警報鳴るよ」 ドモン「おい、なんで知ってんだよ?」 竜也「あの研究所、親父の関係なんだ。見学したことがある」 ドモン「……手広いねぇ、浅見グループも」 アヤセ「俺が警備センターに入ってシャッターを開ける。裏の駐車場から入ってくれ」 ユウリ「了解。気をつけて」 サンドーラ「早くしろよ。あんまり待たせると、お前らの仲間を1人ずつ殺す」 竜也たちはタイムレンジャーに変身し、地下駐車場の前で待機する。 イエロー「アヤセ、早いとこ頼むぜ!」 刻々と時が過ぎてゆくが、シャッターは閉ざされたまま、一向に開かない。 グリーン「どうしたんでしょうね? 遅すぎませんか?」 タイムイエローが通信をとろうとするが、タイムピンクが制する。 ピンク「ちょっと待って。今どういう状況にいるかわからないんだから、こっちから連絡するのは危険だわ」 レッド「アヤセ…… まさか!?」 今朝がた、アヤセが胸を押さえて苦しんでいた光景── レッド「まさか!?」 グリーン「竜也さん?」 アヤセが無人の所内で1人、苦しんで倒れている姿が、脳裏によぎる。 レッド (もし…… もし、あいつがこのまま死ぬなんてことがあったら、こんなところで、たった1人で!?) イエロー「おい、竜也? どうしたんだよ!?」 レッド「突っ込もう」 イエロー「はぁ?」 レッド「俺、バカだった。こういうことだって予想できたのに。もっと早く気付いてなきゃいけなかったんだ!」 イエロー「おい、何言ってんだよ!?」 ピンク「開くわ!」 シャッターが開いてゆく。 ピンク「行くわよ」 シオン「はい!」 イエロー「おい、行くぞ!」 実験室では、所員たちがラムダ2000の結晶を完成させる。 サンドーラ「出来たか? ご苦労だったな。これが報酬だ。死ねぇ!」 サンドーラが銃を向け、所員たちが震え上がる。タイムピンクとグリーンが突入する。 ピンク「待てっ!」 サンドーラ「貴様らぁ!」 サンドーラが銃を放ち、ラムダ2000を持ち、所外へ飛び出す。 ピンク「待ちなさい!」 タイムレッドとイエローは、森本たちが監禁されている部屋へ突入する。 レッド「伏せるんだ!」 2人のボルユニットの砲撃で、ゼニットたちは一掃される。 イエロー「よっしゃ、作戦成功!」 ピンク「ロンダーズは外よ。急いで!」 レッド「ユウリ、そっちにアヤセは?」 ピンク「見なかったわ。まだ警備センターかも」 レッドが単身、駆け出す。 イエロー「おい、どこ行くんだよ!? 何なんだ、あいつは? しょうがねぇなぁ」 レッド「アヤセ、アヤセ!」 タイムピンク、イエロー、グリーンが、所外でサンドーラの退路を断つ。 ピンク「ロンダーズ、教えてもらおうかしら。ラムダ2000で何をするつもりだったの?」 サンドーラ「さぁな。俺は1千万で引き受けただけだ。どけぇ!」 タイムレッドは所内に残り、アヤセを捜し続ける。 レッド「アヤセ!」 銃声が響く。その音を追い、レッドは地下の警備センターへ駆けつける。 物陰の床に、アヤセのジャケットの端が見える。アヤセが倒れている──? レッド「アヤセ……?」 ゼニットが吹っ飛ばされ、倒れる。 物陰から現れたアヤセことタイムブルーが、脱ぎ捨てたジャケットを拾い上げる。 レッド「アヤセぇ!!」 ブルー「遅くなって悪かったな。警備システムの解除が、結構……」 気の抜けたレッドが、ガックリと座り込む。 ブルー「竜也?」 レッド「良かったぁ…… 俺、てっきり……」 ブルー「おい……」 レッド「──よし! 俺、決めた!」 ブルー「えっ?」 レッド「行こうぜ。まずはロンダーズだ!」 タイムピンクたち3人は、サンドーラの前に苦戦を強いられている。 サンドーラ「食らえぇ!」 一同「きゃあ!」「うわあっ!」 サンドーラ「じゃあな、タイムレンジャー!」 逃走しようとするサンドーラに、タイムレッドとブルーの攻撃が炸裂する。 レッド「タイムレンジャー!」 ブルー「ロンダーズ! 時間保護法違反により、逮捕する!」 サンドーラ「貴様らぁ!」 ブルー「ベクターハーレー!!」 レッド「ベクターエンド・ビート3!!」 ピンク「ボルスナイパー!」 イエロー「ボルバルカン!」 グリーン「ボルパルサー!」 一同「シュート!!」 サンドーラの手が5人の連続攻撃を浴び、ラムダ2000が地面に転がる。 サンドーラ「こうなりゃ、とことんやってやろうじゃねぇか!」 サンドーラが自ら抑制シールを剥がし、リバウンドにより巨大囚人と化す。 ブルー「タック!」 タック「了解、緊急システム発動依頼!」 『プロバイダス・スタンバイ── タイムゲート・オープン── タイムジェット発進──』 レッド「3Dフォーメーション・タイムロボβ!」 5機のタイムジェットが飛来し、合体し、巨大ロボット・タイムロボβが完成する。 タイムロボβと巨大サンドーラの銃撃戦。タイムロボのフライヤーマグナムが銃撃で弾け飛ぶ。 気づくと、タイムロボの周囲に手榴弾が撒かれている。 ピンク「しまった、いつの間に!?」 手榴弾が一斉に爆発し、タイムロボが火の海に包まれる。 サンドーラ「終わりだな、タイムレンジャー」 ブルー「まずい、タイムフライヤー!」 フライヤーマグナムがタイムフライヤーに変形して飛来、サンドーラに銃撃を浴びせる。 レッド「チェンジフォーメーション・タイムロボα!」 タイムロボがタイムジェットに分離、再合体してタイムロボαとなる。 レッド「時空剣! 行くぞ!」 サンドーラ「このぉ!」 レッド「プレスブリザード!!」 必殺剣が炸裂──!! サンドーラが大爆発し、圧縮冷凍される。 地面に転がっていたラムダ2000を、ギエンが密かに拾い上げる。 ギエン「フフフ…… ハハハハハ!」 一難が去り、一同はバーベキューのために川岸にやって来る。 ドモン「おいシオン、遊んでないで、こっち手伝え」 シオン「はぁい」 準備を進めるユウリたちをよそに、達也とアヤセは、車から荷物を降ろしている。 竜也「アヤセ…… ユウリたちに言おう」 アヤセ「……」 竜也「俺、間違ってた。お前に合せて、忘れたような顔してるのが一番いいなんて思って…… でも、そうじゃない。ユウリたちに言って、タイムレンジャー辞めて、ダメモトでも病院行って、30世紀に帰りたいんだったらタイムジェットに縛り付けてだって!」 アヤセ「よせよ…… そんなことされたら、すぐ死ぬみたいじゃないか」 竜也「アヤセ……」 アヤセが、ユウリたちを見つめる。 シオン「ドモンさん、これ飲んでいいですか?」 ドモン「バカ。それ、油だよ」 シオン「えっ、そうなんですか?」 ユウリ「ねぇ。これ、どう切ればいいの?」 ドモン「あぁ~っ! お前はいいから、皿でも出してろよ!」 シオン「ユウリさんが切ると、食べるとこ減っちゃいますからね」 ユウリ「ど──いう意味よ!? もう!」 シオン「へへっ!」 アヤセ「俺は、今のままがいい…… 今のままなら、信じていられるんだ。変わるかもしれない、明日って奴をな」 竜也「でも……」 アヤセ「お前にも言うべきじゃなかったよ。まさか、俺より悩むなんてな」 竜也「……」 アヤセ「けど、無理やり聞き出したのは、お前だからな」 アヤセが荷物を抱えて背を向けつつ、かすかに達也を振り向く。 アヤセ「サンキュ。本当、お前には助けられてるよ」 ユウリ「ニンジンくらい、私が切るわよ」 シオン「ユウリさん、やめた方がいいですよ」 ユウリ「やるの!」 アヤセが一同に加わる。 アヤセ「ユウリ、貸せよ。俺がやる」 ユウリ「いいわよ。私がやるって決めたんだから!」 アヤセの手にした皿を、ユウリが無理やり奪おうとした拍子に、野菜が地面に散らばる。 アヤセ「あっちゃあ!」 ユウリ「あ……」 ドモン「おい! 頼むからやめろよ! 勿体ないだろ!?」 ユウリ「……」 ユウリが決まり悪そうにしているところへ、達也も加わる。 竜也「まぁまぁ! ユウリ、俺が今度料理教えてやるって。よし、準備しようぜ!」 一同「はい!」「おぅ!」 ドモン「シオン、肉!」 シオン「はい! ドモンさん、肉!」 ドモン「よぉし!」 バーベキューが和やかに始まり、一同は料理に舌鼓を打つ。 結局、俺は答を出せてない…… 何が、一番いい方法なのか。 でも今この瞬間は、これでいいのかもしれない。 きっと── Case File 182000. Jun. 24. トゥモローリサーチでは、タックがラムダ2000の分析を終えている。 タック「そうか! ラムダ2000は、30世紀の高性能燃料、ゼータ3の原型だ! しかし、一体何に使うつもりで?」 ロンダー刑務所では、ラムダ2000を入手したギエンのもと、ゼニットたちが何かの製作に入っている。 第三研究所。森本が電話を受けている。 森本「はい、大丈夫です。ロンダーズは撤退。プロジェクトに問題はありません。順調です。それでは」 森本と研究員たちが、「立入禁止」の看板の掲げられた扉を開ける。 そこには、巨大な戦闘マシンが鎮座している。 そして30世紀の未来世界でも、新たな巨大ロボットが完成しようとしている── (続く)
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トゥモローリサーチ/未来戦隊タイムレンジャー 浅見竜也(タイムレッド) ユウリ(タイムピンク) アヤセ(タイムブルー) ドモン(タイムイエロー) シオン(タイムグリーン) タック タイムロボター シティガーディアンズ 滝沢直人(タイムファイヤー) 浅見渡 高橋 時間保護局 リュウヤ タイムレンジャーの関係者 森山ホナミ 森山未来 浅見奈美江 鷹宮義隆 ロンダーズファミリー ドン・ドルネロ ギエン リラ
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水瀬まどかへ戻る 未来戦隊タイムレンジャー( 00-2〜 01-2) タイムワープが可能になってから10年ほどたった西暦3000年の地球。 1000年の圧縮冷凍刑が迫った大物マフィア、ドン・ドルネロが、自身の配下ごと2000年の日本へ逃亡した、との情報が不法な歴史修正などを監視する公的機関「時間保護局」に入った。 時間保護局の特殊部隊「タイムレンジャー」隊長のリュウヤはユウリら4人の新人隊員と共に逮捕に向かうが、これはタイムワープ手段のないドルネロ一味の策略で、隊長もドルネロの情婦・リラが変装した偽者。 彼らはドルネロが収容されたロンダー刑務所ごと時間保護局の船と一緒にタイムワープしてしまう。 20世紀に放り出されたユウリたちは、ドルネロによって冷凍圧縮を解除されて暴れるロンダー刑務所の服役囚たちを鎮圧すべく、緊急時用の強化服システムを着用=変身しようとするが、着装システムの「クロノチェンジャー」は時間保護局の1チーム規定人数である5人がいなければ初起動が出来ない、という制限があった。 困った彼らは、放り出された自分らを介抱してくれた、リュウヤ隊長に瓜二つの20世紀人・浅見竜也を半ば強引にメンバーとして変身を遂げた。 成り行きでタイムレッドになった竜也ではあったが、巨大企業グループを率いる父からの自立を目指していた事情もあり、自らの意思で正式にタイムレンジャーに志願する。 一方、ユウリら4人は何とか時間保護局本部と連絡することに成功するが、本部からはドルネロの逃走によって生じた歴史の歪みを拡大しないために、ドルネロと服役囚たち―ドルネロによって「ロンダーズ・ファミリー」と名づけられた―を全員逮捕するまで20世紀にとどまれと厳命した。 こうして4人は、竜也と共に20世紀の現代で暮らしながら、ロンダーズ構成員達の犯罪行為の阻止及び逮捕に取り組む事となる。 西暦3000年の未来人達と、1人の男が出会った… 新しい「時」を刻むために… 替え歌 Go over time and space... Beyond the future Ride on the future Live on my dream Live on my soul 絶え間なく瞬殺を 小刀に刻むなら どれだけの準備を この手で止めるだろう 運命なんて この手で掴む 荒らぶる伊豆で 目覚める風がある It s just now! 水瀬まどか Brightening Hope 劣勢の 伊豆沖の地に ほとばしる 乱舞を放つように 幾千の Beyond the future 窮地超え Ride on the future "今"を生きる 相模びとは Live on my dream Live on my soul 開かれた 明日へと Wake up
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登録日:2015/02/13 Fri 22 06 34 更新日:2024/02/11 Sun 13 33 55NEW! 所要時間:約5分で読めます ▽タグ一覧 λ2000 ※日曜朝7時30分です。 とべこーじ アルジャーノンに花束を ギエン サイボーグ スーパー戦隊シリーズ マッドサイエンティスト ラスボス ラスボスの座を奪った男 ロンダーズファミリー 下剋上 今井靖彦 作られた天才 元いじめられっ子 元人間 劇的ビフォーアフター 加害者にして被害者 哀しき悪役 大消滅 悲劇的ビフォーアフター 戦隊ラスボス項目 戦隊悪役 戸部公爾 未来人 未来戦隊タイムレンジャー 涙腺崩壊 演者の怪演 犯罪者 狂気 竜也のIF 精神崩壊 私はお前たちのように、金に楽しみを感じられんのでね。破壊と殺戮ほど、高級な趣味はない! ギエンとは、『未来戦隊タイムレンジャー』に登場するキャラクターである。 CVは戸部公爾(旧:とべこーじ)、スーツアクターはタイムファイヤーの中にも入っている今井靖彦。 概要 敵組織『ロンダーズファミリー』の幹部で、ドン・ドルネロの腹心的な存在。名前の由来は、通貨単位の一つ「円」と三国時代蜀の奸臣・魏延から。 金属でできた黄金の龍が二足歩行してマントを羽織っているかのような容貌をしており、ギョロリと光る真ん丸な目が印象的。 左手は3本指のマジックハンドになっている。 戦闘の際は主に左手を変形させたマシンガンと、口からの光線を使用する。 外見こそ完全なロボットだが、人間と同様に自分の意思で思考し行動しており、喜怒哀楽の表現も非常に豊か。 話し方も、低くて押し出すような物言いのドルネロとは対照的に、甲高い声で饒舌によく喋る。ちなみに一人称は「私」。 激しく感情が昂ぶった際には目と口のギミックが大きく「クワッ」と展開する(そのときの顔は結構コワい)など、やたら人間臭い表現も多い。 活躍 西暦3000年、ドルネロ&リラと共に時間保護局のロンダーズ刑務所を乗っ取り、20世紀にやって来る。 配下のいない状況での労働力として、廃ネジの山を改造したジャンクドロイド「ゼニット」を作製。 20世紀に着いて数時間で、ゼニットの大軍を作り上げた。 ドルネロやリラのように金儲けに関心を示さず、破壊や殺戮に喜びを覚えるという危険な嗜好の持ち主。 解凍する囚人も暗殺者やテロリストなど、ただただ危険な連中ばかり。 Case File.16で解き放った囚人も罪状だけ見れば「食い逃げ犯」と一見小物だが、実態は犯行現場の店に放火して回るという相当な凶悪犯である。 ドルネロも当初からそれには気づいていたものの、何故かきつく咎めることはせず口頭注意だけに留めていた。 前述のように、ドルネロとリラとは目的が異なっているが、仲間意識がないわけではなく、一緒に食事を楽しむ光景も見られる。 序盤では普段の振る舞いはまだ落ち着いており、囚人に対しても散発的に破壊や殺人をけしかけるだけだった。 しかしCase File.18では、一見大した使い道の無いエネルギー結晶・「λ(ラムダ)-2000」を第三総合研究所より強奪(*1)。 続くCase File.19では、λ-2000を30世紀の技術で精製した「Ζ(ゼータ)-3」を使用し、ロンダーズとしては初の巨大破壊ロボット・ノヴァを製作。 今まで例のない大規模破壊を行うなど、ギエンの行動は次第に不可解さを増していく……。 以下、本編に関するネタバレ 過去 実はギエンは、元々はごく普通の人間だった。 30世紀の世界で荒れ果てたスラムの一角に一人ぼっちで暮らす、子供のように無邪気で優しい青年だったが、何らかの理由で学校に行くことができず、まともな教育を受けられなかった為に、3から上の数すら数えられなかった(本編での描写を見るに、発達障がいがあったのではないか?と推察した視聴者も少なくない)。 勉強ができないと馬鹿にされ殴られる為に友達もおらず、シャボン玉を見るのが一番の楽しみだった彼が、西暦2990年、敵対組織との抗争で大怪我を負ったドルネロと偶然出会ったのが全ての始まりとなった。 彼を自分のねぐらに連れて帰り、懸命に介抱するギエン。 ドルネロもそんな彼にお金の数え方を教えてあげたりしながら、しばらく秘密の共同生活が続いていたが、ある日ギエンは血まみれのボロボロになった状態で帰ってきた。追手にドルネロをかくまっているのではと目をつけられたのだ。 しかし、それでもギエンはドルネロを守るために、半殺しにされても秘密をばらそうとはしなかったのである。 その行為に心を動かされたドルネロは、恩義に報いるため、闇医者に頼んで瀕死のギエンをサイボーグ化して蘇らせた。それが現在の彼の姿である。 以前とは比べ物にならない知能と力を身につけて復活したギエンだったが、この時増設された電子頭脳の影響で人格が変貌、ドルネロと共にファミリーとして犯罪を繰り返すにつれて、やがて異常なまでの殺人・破壊嗜好を膨らませていく。 ギエンを手術した闇医者もそれは予測しており、あらかじめブレーキを掛ける為の封印キーを渡してはいたものの、ドルネロはできるだけそれを使いたくなかったようで、ギエンが勝手に破壊を繰り返していてもきつく咎めはせず好きにさせていた。 暴走 …が、その為にギエンはますます増長し、破壊活動もエスカレートしていく。 Case File.20「新たなる絆」では、その危険さゆえにドルネロが絶対に解凍しようとしなかった「へルズゲート囚」(*2)の一人ブラスター・マドウを解凍、市街地で暴れさせ凄まじい数の死傷者を出す。 流石にドルネロもこの時には激怒してギエンを殴りつけ、平謝りする彼からへルズゲート囚解凍用の鍵を取り上げるが、やはりこの時も謝罪は口先だけで、ちゃっかりスペアキーを隠し持っていたギエンはCase File.28にて同じくヘルズゲート囚のジャグルを解凍。 発足したばかりのシティーガーディアンズも巻き込んで暴れた挙句、時空が歪んだその向こうからブイレックスを20世紀に引っ張り込んでしまう。 そして、ついにCase File.39では、新種のレダーウィルスをバラ撒いて多数の人々を死亡させたヘルズゲート囚・エンボスを解き放ち、20世紀に大量の感染者を出すというという大惨事を引き起こした。 ここに至ってついに堪忍袋の緒が切れたドルネロは、封印キーを使って強制的にギエンを昔のような幼い人格に戻して幽閉する一方、免疫のある自分の血液をタイムレンジャーに高値で売りつけてワクチンを作らせ、何とかことを収めた。 凶行 だが、幽閉中のギエンは時間保護局のリュウヤ隊長の暗躍によって解き放たれ、ドルネロが密かにタイムレンジャーに情報を流して再度作らせた封印キーも、やはりリュウヤに妨害され逮捕は失敗に終わる。 この時、ドルネロしか作り方を知らないキーをタイムレンジャーが持っていた事で、ドルネロがとうとう自分を見限ったことを悟り、密かに開発していた破壊ロボット・クライシスを出撃させて暴れるが、その前に、ついに彼を消す決心をしたドルネロが現れた。 一度は追い詰められたものの、弱々しく命乞いをするギエンを見てトドメを刺せないドルネロを返り討ちにし、遂に殺害する。 そして最後の仕上げとして、クライシスを更に強化して作り上げたロボ・ネオクライシスを操って街で破壊の限りを尽くし、迎撃に出たブイレックスとの激突で、空間さえも歪ませて周囲を崩壊させていく。 実はギエンとブイレックスには同じく「超高密度のλ2000(*3)」が動力として使われており、両者の激突が一気に時空を刺激した結果起こったのが、大消滅(*4)であった。 ブイレックスを至近距離からの放電で沈黙させ、止める者の無くなったギエンとネオクライシス。 そしてゼニットを使い、タイムファイヤー/滝沢直人を殺害、その事で竜也を本格的に激怒させた。 機体冷却の為の休養を挟んで訪れた2001年2月4日、地上を完全に廃墟とする為に再び起動する。 破壊、破壊!ヒャハハハハ!!……ドルネロ、僕を見てよ!何処にいるの!? 何なんだ!?お前たち誰だ!!僕の邪魔をするなぁ!! 半狂乱になり、すでに自らの手でドルネロを殺してしまったことも、今まで何度も戦ってきたはずのタイムレンジャーのことさえ分からなくなってしまうほどに錯乱したギエン。 街を闊歩し、目の前の全てのものを叩き潰そうと、再度立ち塞がったブイレックスやタイムロボを相手に大立ち回りを演じる。 最期 再び5人揃ったタイムレンジャーは、ブイレックスのλ2000をゼータ3に変換し、そのエネルギーによる必殺技でギエンのλ2000を無力化する作戦を決行。 ネオクライシスは破壊され、同時にギエンのλ2000も無害な微粒子にまで分解。 2つの特大λ2000は失われ、大消滅は防がれた。 すべてが終わり、一面に散らばる残骸の中、そこには瀕死の状態で横たわるギエンがいた。 ドルネロ……どこいっちゃったの?ぼく……お金数えられるようになったよ……イチ……ニィ…… 昔の頃のように無邪気な心を取り戻したギエンは、ぽつりぽつりと呟くと、そこで事切れ、全身が崩壊。ひっそりと消滅した。 竜也との共通点・相違点 実は竜也との共通点が結構多いキャラで、子供の頃は何もできずに友人達にいじめられる日々を送っていた。 そして金儲けに精を出す目上の男性(竜也は渡、ギエンはドルネロ)とは不仲ではなかった。 しかし徐々に互いに我を通すようになり、不仲になっていった。 だが、相違点も結構あり、竜也はタイムレンジャーの他メンバーやホナミ、そしてタックなどの仲間に恵まれ信頼関係を深めるが、ギエンは破壊活動に精を出し、リラを筆頭とする仲間と信頼し合う仲ではなかった。 終盤両者の差を分けた結果が、「自分に最も近い目上の男性との相互理解の有無」である。 竜也はCase 42で渡が負傷した際、奈津江に渡の過去を聞かされたことをきっかけに渡への理解を示すようになった。 しかしギエンの場合は同Caseにてドルネロに見限られたと思い込み、彼を憎悪しCase 47で殺害した。 このことからギエンはもし竜也が渡と最後まで互いにエゴを通し合い、そして分かり合うことがなく、仲間とも信頼関係を深めなかったら悲劇的な最期を辿っていたのかもしれないというIFを体現するキャラクターなのかもしれない…。 製造兵器 破壊兵器ノヴァ Case File 19に登場。 ギエンが開発製造した破壊兵器1号機。 全身を強力な武器で武装し、頑強な装甲で身を守っている。 動力源はテロリスト・サンドーラが研究所から強奪したλ2000から作られた鉱石「ゼータ3」。 ギエンにわざと圧縮冷凍された後解凍。 リバウンドの性質を悪用され、巨大化抑制シールを剥がされて巨大化すると強大なパワーを発揮して街で暴れ回った。 メカ・クライシス Case File 47に登場。 ギエンが開発製造した破壊兵器2号機。 耐圧縮冷凍装甲によって全身を覆い、圧縮冷凍しようとすると逆に巨大化する厄介な能力を持つ。 両肩にビーム砲、左腕に斧、右腕に銃を装備。 劇中では「クライシス」と呼ばれており、街中で暴れる様子を制作者であるギエンは楽しそうに眺めていた。 ネオ・クライシス Case File 48〜50に登場。 ギエンが開発製造した破壊兵器3号機にしてギエンの最高傑作であり、本作のラスボス。 ギエンの目論む世界滅亡を実現させるための大量殺戮兵器だが、これまでの2機とは異なりギエンが直接操縦する。 まるで製作者本人を意識したような頭部が特徴で、その頭周りと胸部に小型の機関砲を多数装備しており、両腕は鎌状のブレードとなっている。 動力源はλ-2000だが、λ-2000を大量に注ぎ込むことで莫大なエネルギーを獲得。凄まじいパワーと全身の砲身で敵を蹂躙していく。 そしてネオ・クライシスに対抗して出撃したブイレックスもギエン同様λ2000をエネルギー源にしているため「ブイレックスとネオ・クライシス(を操るギエン)が戦えば戦うほど両者が共鳴して時空間の歪みが加速し大消滅が進んでいく」というこの上ない難敵となった。 歴史に定められた追記・修正だ!今日、私は神になる! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] まさか、コイツが最後の敵になるとは思わなかった。 -- 名無しさん (2015-02-13 22 09 34) ドルネロの次はやっぱギエンだよな・・・。 カッコよさげなヤツ→怖いヤツ→可哀そうなヤツって印象だったなあ -- 名無しさん (2015-02-13 22 12 22) 待ってました!!次は是非リュウヤかリラの項目を! -- 名無しさん (2015-02-13 22 35 17) ギエンの最期のシーンは泣きそうになった -- 名無しさん (2015-02-13 22 48 26) リアルタイムで見てて、暴走しすぎて最後どうなるのか想像もつかなかった -- 名無しさん (2015-02-13 22 49 06) 人格が崩壊したのは高性能電子頭脳をつぎ込んで急に頭良くし過ぎたのが原因なのかね…この時点でドルネロの優しさが裏目に出てしまってたということか -- 名無しさん (2015-02-13 23 12 27) ↑アルジャーノンに花束を -- 名無しさん (2015-02-13 23 26 16) 後のガメルに通じるところがあると思った。小林女史はこういう悪役 -- 名無しさん (2015-02-13 23 43 05) ↑続き 書くの上手いわ -- 名無しさん (2015-02-13 23 44 30) 知恵と力の代わりに大事なものを落っことした。 -- 名無しさん (2015-02-13 23 56 02) まともな教育を受けられなかったせいで~って書いてあるけど、劇中の描写はどちらかというと知恵遅れのそれだよね?まあ実際まともな教育受けれそうな環境にはいなかったけど。 -- 名無しさん (2015-02-14 01 34 52) 破壊戦隊ギエンジャー -- 名無しさん (2015-02-14 01 42 19) 最初はどうあれ救えない狂人ではあったけど、最後の姿は哀れとしか言えなかったわ…。 -- 名無しさん (2015-02-14 11 02 30) リュウヤが余計な事しなきゃある程度丸く収まっていた様に思える。 -- 名無しさん (2015-02-14 11 36 12) 最後の文おかしい!ギエンのλ2000は破壊されたんだよ!! -- 名無しさん (2015-02-14 13 15 32) ↑そうでしたね。修正しました。 -- 名無しさん (2015-02-14 13 31 54) 食い逃げ犯ってあの放火魔だろ?危険な奴じゃねえか -- 名無しさん (2015-02-14 15 04 08) 放火も立派な破壊です(多少規模が小さいけどwww) -- 名無しさん (2015-02-14 18 16 28) 戦隊屈指の悲劇の悪役だよなぁ -- 名無しさん (2015-02-14 18 35 33) 担当声優の戸部さんはギンガマンではサンバッシュ魔人軍団のバクターを演じていた -- 名無しさん (2015-02-15 00 30 53) あのクワってなるのがちょっと怖かった -- 名無しさん (2015-02-15 11 26 41) つーかコイツのあの顔龍だったのかよ -- 名無しさん (2015-02-15 12 56 26) ↑俺も思った -- 名無しさん (2015-02-15 13 02 23) もともとはまともな教育ができない環境で育った人間だったが、悪の組織に加入後は天才的頭脳を持ったという設定という点では、毒島嵐に共通しているが、嵐の場合ビアスの目的である千点頭脳を手に入れるためのケンプたちの都合のいい競争相手としてビアスに利用されていたという点では、ギエンとは異なる。 -- 名無しさん (2015-02-17 10 06 55) 敵幹部の死にガチで泣いたの、こいつが唯一だわ -- 名無しさん (2015-02-21 18 49 51) ↑音ズレだけどニコニコ保存動画で見れる -- 名無しさん (2015-02-21 22 14 43) ↑久々に見てみようかな♪ -- 名無しさん (2015-03-25 22 09 37) ぶっちゃけ一番悪いのはリュウヤであり、ギエンは寧ろ被害者 -- 名無しさん (2015-03-26 12 33 26) ギエンター「ムッシュ・ドルネロ♪」 -- 名無しさん (2015-03-27 19 25 16) ギエンドルフ「頭が痛ぇ。」 -- 名無しさん (2015-03-28 12 31 32) 悪の組織に加入する前は普通の人間だったが、悪の組織に入ってからは優れた頭脳を持ったサイボーグとなった点ではドクター・ マゼンダと共通しているが、彼女は改造前は優れた頭脳の持ち主でギエンは3より上の数字がまともに答えられなかった人間という点では大きく異なる。しかし両者ともに最終的には人間としての心を取り戻したものの戦いの中で受けた傷が原因で死ぬという悲劇的な最後をとげている。 -- 名無しさん (2015-04-29 13 07 43) 堕天使 -- 名無しさん (2015-04-29 19 41 32) 未門牙王「ギエンキョウヤ!!」 -- 名無しさん (2015-04-30 12 51 45) 竜也の「オマエ危ないヤツだな!」にはツボったwww -- 名無しさん (2015-05-01 11 48 47) ↑その上もしロンダーズの内情を知ったらゴーバスのヒロムやドライブの進之助よろしく「人々のみならず仲間を傷つけるお前は神になんかなれない、お前は悪魔だ!」と最終決戦で言いそうだ。 -- 名無しさん (2015-05-08 18 24 21) ドモン「逮捕だ逮捕!!」 -- 名無しさん (2015-05-09 13 22 25) 無邪気にシャボン玉で遊んでるシーンが可愛く見えてしまうのはオレだけか? -- 名無しさん (2015-06-27 21 18 32) 組織の目的は金儲けなのだが一人だけ目的が異なり、終盤では組織を離脱、自分を始末しようとしたものを返り討ちにした点では闇のヤイバと共通しているが、闇の力で世界を支配するという目的があった闇のヤイバと異なり、ギエンは改造手術によって殺戮マシンになってしまった悲劇の悪役である。 -- 名無しさん (2015-12-11 22 51 44) アーノルドKの傍若無人な態度に腹を立て、珍しく気が合ったリラといっしょにアーノルドKの暗殺を企てたギエンって、意外と剥きになりやすいタイプ? -- 名無しさん (2015-12-12 18 57 34) まあ精神年齢幼いからな 多分ジェットマンの子供(後半で急成長した奴)の方が多少マシなレベル -- 名無しさん (2015-12-12 19 26 49) ギエンの造った三体のロボット(特にネオクライシス)の詳しい詳細は載せなくてもいいのでしょうか? -- 名無しさん (2016-02-22 12 59 14) ジュウオウジャーのギフトの設定見て、如何にもギエンが造りそうなメカだと思ったwww -- 名無しさん (2016-05-17 19 41 27) ↑むしろギエンはジニスに気に入られるんじゃない?破壊と殺戮を楽しむチンピラを率いてるんだし -- 名無しさん (2016-06-25 18 59 30) それこそドルネロが全力で止めるんでないかい......(止められるとは言ってない。悪しからず) -- 名無しさん (2016-11-17 21 45 06) ギエンの鍵穴ってどこについてましたっけ? -- 名無しさん (2016-11-17 23 09 15) ↑左肩のあたりだと思うな。 -- 名無しさん (2016-11-23 17 07 58) ↑そ、それ抜いちゃうとドルネロに怒られちゃうよ? アッー!! -- 名無しさん (2016-12-03 19 38 41) 金色の破壊神 -- 名無しさん (2016-12-28 01 10 18) 龍モチーフと聞くとギエンの顔面デザインが2年後の龍騎のデザインに発展したのではと思えてくる -- 名無しさん (2016-12-28 14 51 09) デカレンのケバキーヤも、中の人がいっしょ故に結構ヤバイヤツだったな -- 名無しさん (2017-01-09 21 49 56) ↑2龍騎で言ったら浅倉と東條の元ネタになったな。 -- 名無しさん (2017-01-25 16 44 59) ↑脚本家も同じだし -- 名無しさん (2017-01-25 19 54 08) ドルネロやリラと違って、金より破壊だったが、2人と仲良くしている光景も何度かあったので、仲間意識を抱いていたのは間違いないな。 -- 名無しさん (2017-01-25 19 57 14) マックスバーニングを受けたときに、ネオクライシスがなぜか名古屋市内にいたのかが今でも疑問。 -- 名無しさん (2017-01-28 20 12 57) ドルネロと彼はある意味浅見親子の鏡映しだったよね。竜也ママが間に割って入らなければ浅見親子はドルネロ&ギエンのような結末をたどっていた… -- 名無しさん (2017-07-09 16 23 24) 思ったんだが、タイムvsゴーゴーで災魔の事を知ってた事が意外だった -- 名無しさん (2017-07-25 20 40 54) ドンに会わない方が幸せだったかもな ↑サイマが歴史に残ってても何もおかしくないと思うが(多分戦隊全てに言えることだけど) -- 名無しさん (2019-06-14 23 45 36) 三国志の魏延(不忠者で有名)も名前の由来なんだっけ -- 名無しさん (2019-08-12 17 52 19) 最期はアレだが、ギエンはドルネロに会わなければ理解者もなく、トモダチにただただ殴られるだけのみじめな一生で終わったであろう。しいて言えばサイボーグ化して治療せずあのまま死なせてやっていれば、ギエン本来の心のままで最後に友達を守って満足に死ねただろう。だから会ったこと自体は不幸だとは思わないが、悪党に人助けはできないという大原則があるのだ……。 -- 名無しさん (2019-09-03 17 31 03) ギエンがドルネロを慕い、ドルネロがギエンを助けた事については何の利害も裏表も無かったからこそ、かつてアーノルドに言った「欲得で繋がった仲のほうが強い」が跳ね返ってきてるのが物凄い皮肉だよね -- 名無しさん (2020-03-03 23 23 36) 10年前が高校生くらいの年齢だとしたら、今は27歳前後くらい? -- 名無しさん (2020-03-23 21 56 33) 上司が同じギャングのボスのドグラニオだったらどうなったんだろえ -- 名無しさん (2020-04-22 01 39 10) ドルネロとドグラニオならドルネロのがまだ...。 ドルネロは身内には優しいし金で交渉できる分が、ドグラニオはいくら普段は寛容でも終盤みたいにぶり返してきたらもう縁を切られるし、身内?といえど容赦がないしで...。 -- 名無しさん (2020-05-28 23 36 02) ↑5 小さすぎる理由で暴力を振るう奴はトモダチでも何でもない。金で繋がってるという表向きの理由があるドルネロですら仲間意識がある分遥かにマシ。 -- 名無しさん (2020-08-15 00 03 26) ゼンカイジャーのイジルデを見ると、ギエンを思い出す -- 名無しさん (2021-05-11 00 01 59) ギエンを治療した闇医者もあそこまで極端な改造しなくても。ドルネロから治療費ふんだくるにしても頭脳だけ強化してわざと寝たきりにして末永く入院費請求し続るOR定期的に高額な薬投与しないといけない用にした方が儲かったんじゃ -- 名無しさん (2021-06-17 18 44 21) タグに竜也のIFってあるが、どの辺が? -- 名無しさん (2022-10-19 19 59 17) FIle18のラムダ2000の影響受けて狂気が加速したのかもしれない -- 名無しさん (2023-06-13 21 47 03) 今You Tubeで配信してるけど、何気に1話から破壊衝動の伏線あったんだな… -- 名無しさん (2023-06-24 11 02 58) よく考えると時間移動が可能になるほどの文明が進歩しても、ああいうスラムはあるんだな。治安とかも今よりずっと良くなってそうなのに。 そして竜也との共通点という発想は無かった。 -- 名無しさん (2023-11-04 20 25 44) ↑そもそもギエンがいたあの場所が地球かどうかも分からんから当然じゃね 宇宙規模になったらそりゃ30世紀だろうがスラム貧しい地域はあるだろ -- 名無しさん (2024-02-06 20 45 44) 名前 コメント
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爆裂究極ダイセイオー&未来戦隊タイムレンジャーVS救急戦隊ゴーゴーファイブ 重要キャラクター紹介 麻帆良学園・初等部5年組=ブレイカーズと別のブレイカーズ タイムレンジャー ゴーゴーファイブ 重要敵・勢力 災魔一族、サイマ四姉妹 ロンダーズ
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【名前】 タイムレンジャーギア 【読み方】 たいむれんじゃーぎあ 【登場作品】 機界戦隊ゼンカイジャー 【初登場話】 第15カイ!「ガチョーン!レトロに急旋回!」 【分類】 センタイギア 【番号】 24 【詳細】 センタイギアの一種。 表面には「24」のマークやタイムレッド、 裏面はタイムレンジャーのシンボルマークが描かれる。 表面を上にし、ギアトリンガーあるいはギアダリンガーへとセット、タイムレンジャーの力を発動できる。 劇中では能力を用い時間を戻す。
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囚人「圧縮冷凍されるぐらいなら」 【名前】 ロンダー囚人 【読み方】 ろんだーしゅうじん 【登場作品】 未来戦隊タイムレンジャー 【所属】 ロンダーズファミリー 【詳細】 ロンダー刑務所で圧縮冷凍の刑を受けていた犯罪者の総称。 地球に何らかの理由で移住してきた宇宙人達で占められる。 30世紀で様々な種類の罪(軽い罪では窃盗、重い罪では大量殺人)を犯している。 本来はロンダー刑務所の上層部に収容されているが、「ドン・ドルネロ」達が20世紀に逃亡する際に上層部ごと持ち出された。 後にドルネロ達が20世紀で金儲けに圧縮冷凍から解凍、それぞれ能力を駆使して犯罪を行う。 更に純粋な破壊活動やタイムレンジャー抹殺に、解凍される場合もある。 圧縮冷凍の反動でリバウンド(巨大化)しないように巨大化抑制シールが身体に貼られている。 シールを剥がすと細胞組織が20倍に膨張する事で巨大化し、戦闘中のアクシデントでシールが剥がれるか、圧縮冷凍される直前に最後の手段として自らシールを剥がして巨大化する事が多い(その際に上記の台詞、或いは囚人によっては特徴的な台詞を発言。)。 Case File 3の「現金強奪犯キース」の会話によれば、「圧縮冷凍中は身体が動けなくとも脳は半分だけ動いているためにとても苦しい」らしい。 ドルネロ達とは金や何らかの縁で繋がっているだけに過ぎず、ドルネロの部下という意識はほとんどない(犯罪者同士の繋がりで一部の囚人はファミリーのメンバーと面識がある場合もある。)。 タイムレンジャーには解凍された囚人に判決以上の刑を与える権限はなく、基本的に圧縮冷凍した後に回収するという形を取っている。 Case File 5のグリーンの会話によれば、「タイムレンジャーであっても囚人を殺害した時点で犯罪者になってしまう」らしい。 最後は解凍された後、タイムレンジャーに圧縮冷凍されずに活動していた囚人も21世紀の大消滅が近い事を知ったドルネロに圧縮冷凍される。 「ギエン」の銃撃で致命傷を負ったドルネロの遺言によりタイムレンジャーは囚人達を31世紀へ戻した。 囚人の中でも特に強力で凶悪な性格を有し、人格に問題がある者達を「ヘルズゲート囚人」と呼ぶ。 【ヘルズゲート囚人】 悪党揃いの「ロンダー囚人」の中でも特に凶暴で危険な犯罪者の総称。 事実上の終身刑を受けた者を指し、「ロンダー刑務所」の奥にある半永久独房に収容され、鍵で厳重に管理された状態で圧縮冷凍されている。 それぞれ能力は非常に強いが、ロンダー囚人以上に危険で精神破綻レベルの残虐な性格の持ち主ばかりとなる。 性格と犯罪歴から金儲けにも使えずに制御できないらしく、ほとんど大規模な殺戮かテロ紛いの事を引き起こした者達で、「ドン・ドルネロ」も解凍する気はなかった。 破壊と殺戮を求める「ギエン」が独断で「ヘルズゲート囚 ブラスター・マドウ」、「ヘルズゲート囚 ジャグル」、「ヘルズゲート囚 エンボス」、「ヘルズゲート囚 ハーバル」を解凍、いずれも20世紀に甚大な被害を及ぼしている。
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「圧縮冷凍されるぐらいなら…」 【名前】 ロンダー囚人 【読み方】 ろんだーしゅうじん 【登場作品】 未来戦隊タイムレンジャー 【所属】 ロンダーズファミリー 【一覧】 こちらを参照 【詳細】 30世紀の未来に生き、様々な犯罪を犯したとして圧縮冷凍の刑を受けていた犯罪者達の総称。 軽い罪では窃盗、重い罪では大量殺人等を犯し、その刑罰として肉体を十数cm程にまで圧縮した上で凍結処理が施され、圧縮冷凍カプセルに保管されるという状態でロンダー刑務所に収監されている。 「ロンダー」や「ロンダー囚人」と呼ばれるが、服役していたのがロンダー刑務所であったことからそう呼ばれているだけで他にも同じような場所があった場合違った名前になったのかもしれない。 彼らは身体組織を強制的に圧縮された上で冷凍されている為、解凍されるとその反動で巨大化(リバウンド)してしまい、それを抑える為に身体の何処かにシールが貼られている。 このシールを剥がす事で意図的にリバウンドを引き起こし、細胞組織が20倍に膨張する事で巨大化を果たすが、戦闘中のアクシデントでこのシールが剥がれるか、圧縮冷凍される直前に最後の手段として自らシールを剥がして巨大化する事が多い(その際に上記の台詞、或いは囚人によって特徴的な台詞を発言する)。 本来はロンダー刑務所の最上階のタワーに収容されているが、ドン・ドルネロ達が20世紀に逃亡する際に最上階ごと持ち出された。 技術レベルが圧倒的に劣る現代で効率よく金稼ぎを行う為、ドルネロ達は彼らを手駒として働かせる事を思い付き、刑務所内にあった凍結処理を解除する装置を使い、現代に復活させている。 基本的に囚人達はドルネロ達とは金や何らかの縁で繋がっているだけに過ぎず、「ドルネロの部下」という意識はほとんどない。 犯罪者同士の繋がりで一部の囚人はファミリーのメンバーと面識がある場合もあるが、彼らは基本的に徒党を組まずに各々が好き勝手に犯罪を犯していた者達である為に我が強く、ファミリーと知り合いであっても問題行動が過ぎれば、再度圧縮冷凍もされる可能性があり得る上、刑務所そのものを掌握しているファミリー、もしくはドルネロ達の方が立場が強い。 圧縮冷凍から開放してくれた恩を一応感じているのか、ドルネロ達の計画に沿って何らかの行動を取っている囚人もいるが、純粋な破壊活動やタイムレンジャーの抹殺の為に解凍された囚人も存在する。 一度に複数の囚人を解凍することはまず無いが、上述の理由付けが「敵対組織が怪人を小出しにしてくる」という特撮のお約束に対するメタ的な怪盗と言える。 Case File 3の現金強奪犯キースの会話によれば、「(圧縮冷凍中は)身体が動けなくとも脳は半分だけ動いている為にとても苦しい」らしく、圧縮冷凍の刑罰は彼らにとっては過酷この上ない。 自らの意思で巨大化する囚人達もこの心理が働いているらしく、プレスリフレイザーによって圧縮冷凍されかかってもシールを剥がす事でリバウンドを起こしてしまえば、圧縮冷凍の効果を無視できる(いずれにしろリバウンドは彼らにとって「最後の足掻き」ともいえる手段である)。 タイムレンジャーには解凍された囚人に判決以上の刑を与える権限はない為、基本的に圧縮冷凍した後に回収するという形を取っている。 Case File 5のグリーンの会話によれば、「タイムレンジャーであっても囚人を殺害した時点で犯罪者になってしまう」らしい。 最後は解凍された後、タイムレンジャーに圧縮冷凍されずに活動していた囚人も21世紀の大消滅が近い事を知ったドルネロに再び圧縮冷凍される。 ギエンの銃撃で致命傷を負った彼の遺言によりタイムレンジャーは囚人達を31世紀に戻した。 これらの囚人の中でも特に強力で凶悪な性格を持ち、人格に問題がある者達を「ヘルズゲート囚人」と呼ぶ。 それぞれ「囚人ナンバー」なるものが付けられ、タックの検索によってそれが口に出される場合がある。 【余談】 「今週の怪人枠が犯罪者」という点で『特捜戦隊デカレンジャー』のアリエナイザーや『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』のギャングラー怪人と共通する。 双方警察側の立ち位置だが、両戦隊共に「ヒーロー側に怪人の処刑権限が与えられている」という点でタイムレンジャーとは根本的に異なる。 デカレンジャーはその場でデリートか否かを判別する為、死刑相当の凶悪な犯罪者達ばかりが登場し、最終的にデリートされている。 演出の都合で即決でデリート許可が下されているようにみえるが、『10 years after』で実際は宇宙最高裁判所のある惑星は時間の流れが地球とは異なる為、専任者達が時間をかけて取り決めている事が判明しているが、デリート許可が下されたアリエナイザーは「どうあっても死刑」という凶悪犯ばかりである。 しかし、パトレンジャーは「国際警察の権限により実力を行使する」としか宣言していない為にギャングラーがどういう扱いで処理されているのか定かでない。